魂

いきなり、シリアスなタイトルですみません。(笑)

先日、長崎市役所から、わけ合って交流を絶っていた親父が亡くなったとの連絡がありました。
親戚に連絡してみると、すでに親父の49日法要も終わっていました。そこで、1周忌も近いことから、なんと31年ぶりに親父の方の墓に参ってきました。

この31年の年月の間に、親父はもちろんのこと、祖父・祖母・叔母・大叔母たちもすべて亡くなっており、まるで浦島太郎になったような気持ちで墓に参りました。

多くの宗教では、人は死んでも魂(意識)は残ると言われています。
正直なところ私自身は、理系出身なせいか「死ねば、すべてが終わり」と考えてこれまで生きてきましたので、魂の存在には今でも否定的ではあります。

しかし、現代の科学では説明できないからと言って、魂の存在を否定することも、逆に科学的でないとも思います。
難しい話になりますが、理論物理学で言われている余剰次元(よじょうじげん)の考え方をもとにすれば、3次元の空間的な次元と 1次元の時間的な次元以外に、さらに6つ以上の次元があるという仮説があります。

つまり、人が死んだ時点で、魂(意識)だけは別の次元(いわゆる、「あの世」ですね)に行くということであれば、考え方によっては物理学にも当てはまるのかなと思います。

この世(3次元の空間的な次元と 1次元の時間的な次元)から、あの世(4次元以上の空間)へは一方通行のため、生きているうちは誰もあの世の存在を認識できないという考え方ですね。
この考え方を拡大解釈すれば、生まれ変わり(輪廻転生:りんねてんせい)は、逆にあの世 → この世への次元を超える現象とも言えるかもしれません。

世の中には、いろいろな考え方がありますから、どれが正しくてどれが間違っているとは言えません。
ただ、今は亡くなった親父や祖父・祖母・叔母・大叔母たちに「合掌」です。
今回は、シリアスな話ですみませんでした。