2月12日(金)、厳寒期にはめずらしい気温の高さ(日中 16℃)と弱風(最大で2.8メートル)に恵まれましたので、なんと3年ぶり!の畝刈 能瀬に出撃してきました。
今回は、ひさしぶりの磯釣りのため体慣らしと、新兵器のロッド・リールの「入魂式」、私が新しく考案した結節方法(ストロングノットα)のテスト、ヤフオクで仕入れた「魔法のムキミ」のテストもあったため、かなり忙しい釣りになりました。

能瀬(水道瀬 東)釣潮丸
能瀬(水道瀬 東)釣潮丸

前日の2月11日、いつもの釣潮丸の船長(TEL:090-3734-5568)に電話をいれてみると、明日は平日なのに能瀬本島は釣研フィールドスタッフ様のご一行で予約が埋まっているとのことで、それならばっと能瀬本島よりも地磯よりの水道瀬にすることにしました。
当日は大潮で潮位が高いため、安全面も考えて足場の広い水道瀬 東に瀬上がりすることにしました。
(水道瀬 西は、瀬がすこし狭いのです。)

能瀬(水道瀬 東)タイドグラフ
能瀬(水道瀬 東)タイドグラフ

水道瀬 東に瀬上がりしてみると、風は少しありましたが気にはならず、ウネリもほとんどなく、とても釣りやすい状況でした。
マキエと仕掛け(下の仕掛図を参照)を急いで作って、マキエを足元に入れてみると、いつものスズメダイの黒いカタマリがワッと集まってきたので、続けて20杯くらい足元にマキエを入れ続け、15メートルくらい沖のシズミ瀬の潮上にマキエを2杯打ちました。

能瀬(水道瀬 東)能瀬本島向き
能瀬(水道瀬 東)能瀬本島向き
能瀬(水道瀬 東)地磯向き
能瀬(水道瀬 東)地磯向き
能瀬(水道瀬 東)船着け付近
能瀬(水道瀬 東)船着け付近

1投目、今回の釣り座(C点)から見て右沖のシズミ瀬付近でマキエとツケエが同調するようにイメージして全遊動仕掛けを流していくと、モヤーッとウキが沈んでいったので、軽く合わせると18センチくらいのコッパグロがきました。(これはリリース)
その後も、コッパグロとスズメダイが入れ食い状態だったので、さらにマキエを足元にドカまき(15杯)してスズメダイをクギ付けにし、沖のポイントにはマキエを1杯しか入れずに仕掛けを入れると、25センチくらいのクロがきたので、とりあえずキープとしました。

ツケエは、くわせオキアミV9と魔法のムキミを交互に使用しましたが、エサ持ちはどちらも差はありませんでした。
ただし、魔法のムキミに食ってくるのは、比較的クロの型が良いのと、1キロくらいのバリも2回 食ってきたので、集魚力は魔法のムキミのほうがありそうです。
(魔法のムキミのニオイは、いかにも魚が好きそうな、人間にはちょっと生臭い感じのニオイです。)

能瀬での全遊動仕掛け
能瀬での全遊動仕掛け
能瀬 全体図(今回のポイント)
能瀬 全体図(今回のポイント)
能瀬(水道瀬)今回の釣座
能瀬(水道瀬)今回の釣座
能瀬(水道瀬 東)バリ
能瀬(水道瀬 東)バリ

AM 9:00から上げ潮が下げ潮に変わったとたん、シズミ瀬付近で激震的な大アタリが3連発できましたが、いずれも痛恨のハリス切れ!
いずれもハリスのブラックストリーム 1.75号がハリのチモトでスパッと切断されていたため、40センチ以上のオナガと思います。
一時的にハリスを、2.5号くらいに上げようかと思ったのものの、後の祭りで大アタリはそれっきりでした。油断大敵ですね~(汗)

お昼になり、ジェットボイルでお湯を沸かして、いつものカップヌードル(BIG)とセブンイレブンのオニギリを食べながら海中を観察すると、いつのまにかスズメダイに交じってイワシの群れも集まっています。
(能瀬は、お昼を過ぎるといつもイワシやボラが集まってくるのです。)

能瀬(水道瀬 東)ジェットボイル
能瀬(水道瀬 東)ジェットボイル

昼食後から納竿までは、終始 下げ潮の流れが続き、コッパグロの中からキーパーサイズのクロを拾う釣りとなりました。
終わってみれば、コッパグロのリリースは20匹以上、キープしたのは25センチ以上のクロ 4匹のみでした。
(バリは、2匹とも1キロ以上ありましたが、調理が面倒なので今回はリリース)
なお、この一帯の水深は満潮時で8~9メートルで、今回はガン玉なしの全遊動仕掛けで3~5メートルくらいの水深をゆっくりと落としながら探りました。
この一帯のクロは浅いタナに浮きやすく、水深 3メートルくらいでのアタリが頻発しましたので、ハリスにハリスウキを追加してアタリをとるのも良いと思います。

注意点として、釣り座の前を1時間に1回程度、漁船が通りますので、その際は仕掛けを素早く回収しましょう。

回収の船で、能瀬本島の釣研フィールドスタッフ様のご一行に状況を伺いましたが、やはりスズメダイの猛攻が厳しく、キープしたのは30センチくらいのクロ 1匹のみとのことでした。
私が持ち帰ったクロは塩焼きでいただきましたが、脂が非常に乗っていて、とても美味しくいただけました。
やはり、自分が釣った新鮮な魚を食べるのは最高ですね!
昨年は、まさかの転職をしてバタバタしていましたが、仕事にも慣れて落ち着いてきたので、今年からはまた行きますよ~!

能瀬(水道瀬 東)釣果
能瀬(水道瀬 東)釣果

なお、以下に今回のいろいろなテスト結果や、渡船(釣潮丸)情報などを書いておきます。

【ニュータックル】がま磯 マスターモデル2 口太 M-53,ダイワ 2018 トーナメントISO 2500SH-LBDの使用感

  • (1)がま磯 マスターモデル2 口太 M-53
  • 超細身設計のため、一見きゃしゃな印象の外観ですが、T1100Gカーボンの強靭な強さで、思いっきり絞り上げてもまったくこの竿はブレませんでした。
    50センチクラスの口太、45センチクラスのオナガがかかっても、強引に寄せることが可能な竿だと思いますので、引き続き限界にチャレンジします。

  • (2)ダイワ 2018 トーナメントISO 2500SH-LBD
  • このリールはポテンシャルが高すぎて、今回の釣行では余裕がありすぎ、まだぜんぜん良さを実感できませんでした。
    おそらく、五島列島や男女群島での釣りで、このリールのブレーキ力などを実感できると思います。

MASTER MODEL2 M-53、TOURNAMENT ISO 2500SH-LBD
MASTER MODEL2 M-53、TOURNAMENT ISO 2500SH-LBD

【新考案のノット(ストロングノットα)の結節強度】
このノットは、道糸とハリスを直結する結びとして良く知られている「ストロングノット」の両端を、さらに「二重輪結び」で強化することで、さらに安定した結節強度を実現した私のオリジナル・ノットです。
結ぶ時間もそこまでかからず、加えて、今回は大型のバリがかかった時にタモを使わずに磯の上までぶりあげてみましたが、まったくの余裕でした。
今後も、ずっとこのノットを使っていこうと思います。

【釣潮丸】冬季(11月~3月くらい)の一番船の出港時間と回収時間・料金

  • (1)【一番船の出港時間】 6:30
  • (2)【最初の回収時間】 14:00
  • (3)【次の回収時間】 16:00
  • (4)【最終の回収時間】 17:30
  • (5)【料金】乗り合い 1名 ¥4,000-

【ツケエ(今回のメニュー)】

  • (1)マルキュー くわせオキアミV9(M)
  • (2)魔法のムキミ(小粒)
くわせオキアミV9(M)、魔法のムキミ(小粒)
くわせオキアミV9(M)、魔法のムキミ(小粒)
魔法のムキミ(ヤフオク)
魔法のムキミ(ヤフオク)
魔法のムキミ(ヤフオク)
魔法のムキミ(ヤフオク)

【マキエ(今回のメニュー)】・・・ 実釣 7:30~16:45までの 1日分の量

  • (1)マルキュー グレパワーV9 × 1袋
  • (2)マルキュー グレパワーV10 × 2袋
  • (3)オキアミ × 3角
  • (4)アミ × 1角
能瀬(水道瀬 東)バッカン
能瀬(水道瀬 東)バッカン

好評につき、おまけで、この能瀬まわりの解説記事をダウンロードできるようにしておきますね。

“畝刈 能瀬ポイント図と釣行記事” をダウンロード

azekari_noze-suidouse_point_20210616.pdf – 27 回のダウンロード – 2.13 MB